即時義歯
1day 入れ歯
歯がない期間を作らない
グラグラの歯を抜いても、即日装着
前歯がグラグラしてもう限界です。前歯がなくなる期間があると見た目がすごく困ります。人前に出れないです。なんとかなりますか?
大丈夫です。なんとかしましょう。
歯周病などで歯がグラグラして、歯を抜かないといけないことがあります。そのような歯は、患者さん自身も抜かないといけないと頭ではわかっています。しかしそのグラグラの歯が1本だけでなく、3本や5本であったり、特に前歯であったりすると、「抜いた後どうなるんだろう」、「仕事で話さないといけないのにどうしよう」、 「歯が出来るまで何ヶ月間か家から出られない」といった不安が頭をよぎります。
でも大丈夫。ご安心ください。さとう歯科では歯がない期間をつくりません。食べれますし、話せますし、人前にもちゃんと出られるようにします。
通常歯を抜いて入れ歯を作る場合、1ヶ月ほど歯ぐきの治りを待ってから入れ歯を作りはじめることが多いかと思います。それから入れ歯が完成するにも1ヶ月はかかりますので、結局入れ歯が完成するのは、歯を抜いてから2ヶ月以上経過してからということになります。しかし前歯を抜いた場合、2ヶ月も歯がないのはわけにはいきません。見た目の問題があるからです。そういった場合に用いられる入れ歯として、1日で入れる1day入れ歯、即時入れ歯というものがあります。
1日で歯を入れ替える即時入れ歯とはどのようなものでしょうか。
まず歯を抜く前の状態を型取りして模型を作ります。その模型で後日抜歯予定部位を削り取って、抜歯後の状態を想定した模型上で入れ歯を製作します。そうした入れ歯をあらかじめ用意しておくことで、抜歯した当日に即座に入れ歯をお口の中にいれることが出来るのです。
簡単に治療順序を説明すると、①簡単な型どり→②噛み合わせ→③抜歯、その当日に1day 即時入れ歯装着、となります。歯を抜いても歯がない期間をつくらないで、見た目やかみ合わせを保つことが出来るのが最大のメリットです。
ただし欠点もあります。やはり歯を抜く部分を予測して製作しますので、ぴったりあうというわけにはいきません。また抜いた直後に入れ歯を入れるわけですから、抜いた部分と擦れて痛みが出ることがあります。もう1つ、抜いた歯ぐきが治っていく過程で、隙間ができて入れ歯が必ずあわなくなります。これは抜いた後の歯ぐきが、正常な治癒過程として次第に引き締まってくるからです。そのため抜歯した部位がしっかり治って歯ぐきの形が落ち着いてから、もう一度最終的な入れ歯へと作り直す必要があります。
最後にもう一つ、1day即日入れ歯は、1日でグラグラの歯から入れ歯へと入れ替えることが出来ます。しかしいくら即日と言えども、1日で入れ歯が完成するわけではありません。ちゃんと前もって下準備しているからこそ、可能な治療です。ですので急に来院されて、「今日入れ歯が欲しい」と言われてもそれは無理であることはご了承ください。